ちょっと待って!iPadのアクセサリは慌てて買う必要はない!
Twitter上のリアルの職場でもiPadを買う先生が増えてきました。とても嬉しく思っています。「どのiPadを買うべきか」という自問自答を繰り返し、ようやく手に入れたiPad。しかし次に待っているのは、「どのアクセサリを買うべきか」という命題です。
iPadには様々な付属品があります。家電量販店やネットで調べるとその数の多さに驚きます。iPadは似たような筐体デザインにしているため、カバーやキーボードなどのアクセサリの種類が豊富なのですよね。
いろんなサイトを巡ってみましたが、ちょっと残念だったのはいろんなアクセサリをオススメする記事が多いことです。ネット上のいろんな記事で「初めてiPadを買った人にはこれがオススメ!」なんて購買意欲を煽っていました。中には「これiPad初心者にはいらないだろう…」というものまで。
物を紹介した方が広告収入も入るので良いのでしょうが、私はできれば皆さんに「買ったけど使わなかった」ということは避けてもらいたい。「悩む時間も楽しむ時間」と考えている私ですが、できればiPadデビューした人には心地よくiPadを使っていただきたいところ。今日は、そんな「iPadを買ったけれど、他に何を買えば良いの?」という人に参考になればと思い、話をしてきます。
Apple Pencilは必須レベル
まず結論です。iPadを初めて買った人は、「とりあえずApple pencilを買うべし。他は最初はいらない!」と言うことです。これだけ知ってもらえればこのあとは読まなくても大丈夫です。
マウスやキーボードはあってもなくてもiPadでできることは変わりませんが、Apple pencilはその有無でできることが変わってしまいます。なのでとりあえずはiPadとApple Pencilはセットで買うことを強くオススメします。
iPadを使いたい学校の先生の多くが、おそらく紙の手帳代わりや資料の整理、教材研究などに使いたいといった用途だと思います。そんな先生たちにオススメしたいのが、Apple Pencilです。
Apple Pencilがあればまるで紙にペンで書いているかのようにiPadに書き込みをすることができます。その書き心地はスラスラとしていて気持ちが良く、感動するレベルです。
タブレットに使うペンのことをスタイラスペンなどと言いますが、iPadに使うスタイラスペンは純正のApple Pencil一択だと思います。
私もいろいろなスタイラスペンを使ってきましたが、純正のApple Pencil以上に使いやすいものはありませんでした。値段も一万円以上と決して安い買い物ではありませんが、使っていて不具合を感じることはないと思いいます。
Apple pencilと他のスタイラスペンとの1番の違いは、パームリジェクションです。Apple PencilはiPadに近づけると認識してくれるので、手や指がiPadに触れても反応しません。対して他のスタイラスペンは手などがiPadに触れると反応してしまいとても不便でした。
一応、公式にLogicoolのCrayonなどもiPad用スタイラスペンとして紹介していますが、価格差は3000円。デザインなどが好みでなければApple Pencilで良いでしょう。
どちらかというとLogicoolのCrayonは学校現場にiPad導入をする際の生徒用のスタイラスペンとして登場した印象です。
生徒が数百人いて、数百本スタイラスペンを導入するとなると少しでも安い方が良いですからね。先生が使うのはApple Pencilの方が良いと思います。
ちなみに現時点(2020年)で出ているApple Pencilは2種類です。第一世代と第二世代。第一世代はiPad、iPad miniで使用。第二世代はiPad AirやiPad Proで使用します。できることはほとんど一緒ですが、第二世代はiPadにマグネットでつくことができたり、充電も手間なくできるなどの違いもあります。
ケースやカバーはこだわりがあるものを
私はケースやカバーは使いません。iPadなどの製品にケースやカバーをつけない人たちのことを裸族などと言うようです。私は服は着ていますが、裸族です。カバーをつけることで、せっかくのデザインが崩れてしまったり、重たくなってしまったりするのが嫌だからです。
しかし、皆さんにはできればケースやカバーをつけることをオススメします。学校だと落としたりチョークの粉がついたりしますからね。私のような裸族は少数派だと思った方が良いでしょう。
ケースやカバーについては純正以外のものをオススメします。純正はやはり高いですからね。今はネットで純正以外でも安くて良いものがたくさん出ています。種類もたくさんありますが、ここで詳しく書くのは長くなるのでやめておきます。いろんなサイトで様々な情報がありますからね。
pencilを使うのであればpencil内蔵のもの。生徒にも使わせるのであれば落としても大丈夫なように耐衝撃性のあるもの。デザインなどを重視して決めると良いでしょう。もし迷ったら私のTwitterアカウントにDMください笑。
一点注意です。iPad、iPad Air、iPad Pro、iPad miniなどいくつか種類がありますが、サイズに互換性がない場合もあるのできちんとサイズが合っているか注意して確認してください。心配であればiPadの「設定」<「一般」<「情報」<「モデル番号」を確認し、ネットで対応しているか確認してください。
キーボードは必要と感じたら買う
iPadにはiPhoneのように文字入力をする機能がありますので、慌ててキーボードを買う必要はありません。パソコンのようなキーボード(qwertyなどと表現するようです)で打つこともできますから、最初はなしで大丈夫でしょう。
軽い文章作りなどもキーボードなしで行うことができます。私は、文字入力の機会が増えてきたので純正ではないキーボードを買いました。下のような記事も書いていますが、高い買い物なので初めての方にはオススメしていません。
必要と感じたら買う、で構わないでしょう。私に必要なものがあなたに必要だという保障はありませんからね。もしキーボードが必要と感じても、純正である必要はないと考えた方が良いかもしれません。
最近はiPadもマウス対応になり、track pad付きのものも出回るようになりましたが、何度も言うようにiPadはマウスやキーボードがなくてもできることは一緒です。「慌てて買って結局使わないことになった」なんてことは避けたいところです。
ケーブル類も必要と感じたら買う
iPadの充電ケーブルを差し込む穴のことをLightning(ライトニング)と言います。このLightningに変換ケーブルを挿せばiPadを画面に映したり、USBメモリを挿したりすることができます。しかしこれらのケーブル類も最初は買わなくて良いと思います。
私はiPadをテレビやプロジェクターに映すために純正のLightning-HDMIケーブルを買いました。iPad ProだとUSB-Cですが、ここではiPadを買った人について説明することとしますね。
テレビやプロジェクターにはHDMIケーブルというものを差し込む場所があり、これを使うと映像や音を映すことができます。HDMIについても安いものがたくさんありますが、純正だと安心です。6000円ほどしますが、安いものだと電力が足らず映らない場合もあります。この見極めが難しいので、もし買うのであれば純正が安心できると思います。
HDMIケーブルも色々と種類がありますが、テレビやプロジェクターに映すためであればなんだって構わないでしょう。AmazonでHDMIと検索して購入するか家電量販店で買えるもので大丈夫です。
また、私はLightningにUSBメモリを挿すためのケーブルも買いました。これを使うと、MacBookやWindowsPCで作成した書類をiPadに読み込んだり、iPadで作成した書類をPDFにして印刷したりすることができるようになりました。こちらは純正ではないものを書いました。データのやりとりであれば純正ほど高性能でなくても良いからです。
いくつか紹介しましたが、必要と感じてから買うくらいの気持ちで良いでしょう。
慌ててアクセサリーを買い揃える必要はない
ネットで色々と調べると、iPadでたくさんのことができるのだと感じると思います。そして、それらに必要なものを準備すると考えると、あれも必要これも必要と考えてしまうかもしれません。
しかし、これについてははっきり言いますが、私はまずはアクセサリーを揃える必要はないと思っています。最低限、iPadを買った人にはApple Pencilの購入を勧めていますが、あとは必要になってからで全く構いません。
しばらくiPadを使い込んでみて、数ヶ月から半年ほどしてこれもやりたいな、と思ったら買い足していく形で十分でしょう。買ってみたもののよくわからず使っていない、という状態ほどもったいないことはありません。
さいごに
iPadを買ったら、Apple Pencilの購入を!あとは後からでも遅くない!
これが私の結論です。色々と調べれば調べるほど、自分にも必要な気がしてきて買わなければいけない気になるんですけどね。お金は有限ですから。
Apple製品はiPadだけではありません。カバーやケース、ケーブルにお金をかけるのであればもしかしたらApple WatchやAirPodsなどの製品を買った方が幸せになれるかもしれません。
少しでも参考になり、皆さんのApple LIFEが豊かになれば幸いです。