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教師であり父でありApple好きな人が書くブログ

WWDC直前!今iPadOSとMacOSについて感じていること

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WWDCがいよいよ今夜にまで迫ってきましたね。今年はオンラインでの発表会ということで例年とは違った形になるようです。

日本時間では23日(火)の午前2時です。ワクワクしますね。今日はWWDCで発表されると予想される内容の、特にOSについて私が思っていることを話していこうと思います。

 

アプリ開発者向けのApple発表会

そもそもWWDCって何なんだ?と言う人に向けて簡単に説明しようと思います。WWDCとは、アップルが行う「アプリ開発者向けの発表会」です。

このアプリ開発者向けというのがミソです。iPadやMacのアプリを開発する人たちを招待し、その人たちに向けて「次はこういうOSを出していくから、それに向けたアプリ開発をしてね」と言うことを伝えるのが本来のWWDCの目的だと私は思っています。

 

こんな風に考えると、本来は新製品の発表の場では無いと考えるのが自然です。しかし何年か続けて、この場でiPhoneやApple Watchなどの製品を発表したことから、最近ではWWDCで新製品の発表が行われることが通例になってきました。

確かにOS (ソフト)だけでなく、製品(ハード)の発表の方が話題にもなりやすいですからね。ただ、本来は製品ではなくソフトの発表会ですから、新製品の発表は必ずしも行う必要は無いわけです。新製品の情報がもしなくとも、落胆はしないでおきたいですね。

 

iPad OSについて

さて、ここからはiPadとMacのOSについて私が思ってることをつらつらと話していこうと思います。

 

iPadについては、昨年度のiPadOSの誕生により、iPhoneと明確に差別化されることになりました。iPhoneとiPadのOSを分けることにより、iPadがよりPCライクな製品に近づいたわけです。(正直私はこのPCライクと言う表現は好きではありませんが笑)

私が何よりも感動したのは、純正ファイルアプリです。これによりUSBを気軽に挿すことができるようになりました。もはや私たちのような学校の先生が行う作業は全てiPadでできると言っても過言ではありません。

iPhoneとの差別化も実に自然な形で実現されました。以前はiPad Proでしか使用できなかった Apple Pencilは、すべてのiPadで使用することができるようになりました。また、複数のアプリを同時に展開することができることもできるようになりましたね。

 

昨年度のiPad OSの登場により、iPadはよりiPhone以上の製品になりました。今年度のOSのアップデートは、革新的なアップデートではなく、OSの安定性に注力して欲しいなと個人的には考えています。

 

mac OSについて

macOSについては、様々な人が「迷走している」と表現しています。

iPad OSがよりPCライクになったことを受けて、Macのアイデンティティーがややわかりづらくなってしまったのかもしれません。今までマックでしかできなかった事が、どんどんとiPhoneやiPadなどのスマホやタブレットでできるようになっていきました。結果、「Macはいらない」と言う人も少しずつ増えてきましたね。

 

あらかじめ言っておきます。私が今最もワクワクするApple製品はMacBookです。もともとパソコンが好きな私にとっては、MacBookこそ触っていてワクワクする製品ですし、最高のアウトプットツールなわけです。

しかし先ほども話した通り、MacBookが入らないと話す人たちの気持ちは非常によくわかります。以前であれば「簡単な」作業はiPadで十分でしたが、今では「普通の」作業はiPadで充分と言えるほどiPadは進化しました。文章の作成から動画の編集まで中にはiPadの方が便利と言えるケースも増えてきました。

私が非常に驚いたのは、大学生の中には、学習指導要領や卒業論文でさえもスマホで作成した人がいることです。私はマナーうんぬんではなく、純粋にここまでスマホが進化したかと、初めて聞いたときには非常に驚きました。

 

もしかしたら私だけなのでしょうか。Dockからアプリを立ち上げる時にアイコンから述べるように出てくるアプリに毎回感動するのは。マジックトラックパッドを使って、ウインドウを3本指でヌルヌルと動く姿に毎回感動するのは。

 

明日発表されるWWDCではMacOSはどんなふうに進化していくかその方向性が示されることでしょう。私は昨今のMacアプリがどんどんとiPadアプリと統合されていく流れに不安を感じています。MacOSについても、ぜひ安定性や高速化に注力してもらいたいなと個人的には思っています。

 

iPad OSとmac OSは融合するのか

最後の話題は「iPad OSとmacOSは融合していくのか」と言うことです。私の結論はNoです。

iPad OSについては、昨年度のアップデートによりとてもPCに近づいたと感じます。しかし(おそらくですが)AppleはiPadをPCのように使って欲しいわけでは無いのでしょう。PCに代わる存在、PCではなく当たり前のようにiPadを使う世界、そんな世界の実現を目指しているのだろうなと感じます。

 

スティーブジョブズは「PCはAppleではなくWindowsが勝ち取った」とはっきりと述べています。もともとWindowsとPCシェアで競っていたスティーブ・ジョブズがここでははっきりと負けを宣言しているのが潔いですね。しかし、ここからPCではなくiPhoneやiPadで今やPCを脅かす存在になってるところがまたかっこいい。

iPadのCMを見ていても、AppleがiPadをPCではなくそれ以上あるいは全く別の存在にしたいことが非常によく伝わってきます。小さな男の子がiPadを使いこなし、母親から「いつまでPCを触っているの?」と言われるとその男の子が「PCって何?」と聞き返します。AppleのiPadに対する考え方が伝わってとても好きなCMでした。

 

だからこそはっきりいますが、私はiPadとMacははっきりと明確すべきと思っています。この2つが融合すべきではない。いや、そもそも融合できません。MacBookのディスプレイをタッチパネルにしよう、といった発想はちょっとなぁと思うのが正直な感想です。

Windowsを見ているとそんな発想になるのは自然な気もしますが、MacとiPadははっきりと明確するからこそそれぞれの良さが際立っていくのです。そもそもMacとiPadでは、クリックとタップと言う大きな違いがありますから、とてもじゃないけどOSの統合はできないでしょう。

 

さいごに

iPadとMacは今後どのように進化していくのか。

昨年度のiPad OSの登場により、iPadがスマホの延長ではないとはっきりと役割が明確化されましたね。だからこそ気になるのがMacの立ち位置です。

おそらくですが、今年度はどちらも安定性を重視したアップデートになるのかなと思っています。しばらくは今のような立ち位置をそれぞれ維持しつつ、数年後の世界の状況で、それぞれの製品の方向性が示されていくのかもしれません。

いよいよ明日です!今からワクワクが止まりませんね。