保育園の先生、保護者の方々へ。初めてのお遊戯会で感じたこと
息子初のお遊戯会
— えむおー@ブログ更新100記事達成 (@Mo24555713) 2019年12月7日
満面の笑みで演技する友達に囲まれながらも
笑顔一つ見せず仁王立ちする息子
微動だにしない息子
さすが平成最後の男児は違う
パパとして初めてのお遊戯会に参加しました。
初めてのお遊戯会は普段見られない光景ばかりで新鮮でとても楽しめました。しかし同時に色々と考えてしまうこともありました。
今日は保育園の先生方、保護者の方々に読んでいただきたい記事です!
息子は直立不動でしたが楽しめました
はじめてのお遊戯会では、息子はステージ上で1センチも動きませんでした。
ステージ上で堂々と仁王立ちするその姿からは「俺は絶対に踊らんぞ」と言う確固たる意志を感じました。
僕たち夫婦は、そんな息子の様子をケラケラ笑いながら動画で収めていました。
おそらくこの時「はじめてのお遊戯会、ちゃんと踊れるかな」と心配をしていたら、この様子をちょっと残念に思っていたかもしれません。
しかし僕らは「ちゃんと踊れるかな」よりも「はじめてのお遊戯会で息子はどんな反応するのだろう」と言うワクワク感の方が大きかったように感じます。
あー、なるほど息子は大勢に見られているのを感じ取ることができて、そういった場では踊らないのだな。
と言うように家では見られないような光景が見られて息子の知らない面を1つ発見することができました。
家では笑顔でアルゴリズム体操をしていますからね。笑
そして、来年はどんな反応するのだろう?とまた楽しみになりました。
きっとこんなふうに、周りの子たちと比べて「ちゃんとできるかな」と考えてしまうと親としても不安になってしまうかもしれませんが
「息子はどんな反応するのだろう」「去年と比べてどんな変化があっただろう」と言う見方をすると、我が子の成長や変化に目を向けることができて楽しいのかもしれません。
今僕は中学生の担任をしています。3年生になると受験があります。
親としてはとても不安になるかもしれませんが、受験と言う大きな壁が現れた時、「我が子はどんな反応するんだろう」と言う目線で楽しんでみてください。
そんなアドバイスができるかな、と思いました。
気になったのは子どもの衣装
発表会自体はかわいい振り付けが多く、いろいろな年齢の子たちが見れてとても楽しかったです。
しかし気になったことが1つだけありました。子供たちが着ている衣装です。
園長先生が最初に「子供たちの衣装は先生方が持ち帰り一つ一つ丁寧に仕上げてくれました。」と話をしていました。
あの、これっておかしくないですか?
衣装は一つ一つ本当に凝っていて、キラキラしたかわいいもの、男の子はアイドルが着るようなかっこいい以上でした。
先生方はどんな気持ちで衣装を作ってくれたのか。中には大変だなと負担感を感じる先生もいたのではないだろうか。
同じ子供に携わる職業として、先生方の負担が大きくはないだろうかととても心配になりました。
1日中小さな子たちの面倒を見て、家に帰ってからも仕事に追われる。果たしてその期間、先生たちは心から笑顔で子供たちと関わることができたでしょうか。
ろくに話も聞けないような(こんなこと言ってはかわいそうですね笑)子供たちに振り付けを覚えさせる。
これだけでも僕は悲鳴をあげてしまいそうです。もうこれだけで充分です。
始めに衣装についてうれしそうに話した園長先生へ
僕には時間外勤務をさせた園長先生の管理能力不足を感じざるを得ない言葉でした。見栄えだけを気にすることのないようお願いします。
息子をいつも見て下さる担任の先生方へ
いつもありがとうございます。我が子1人でも大変なのに、多くの子たちにいつも笑顔で接している先生方に日々感謝しています。お遊戯会などの行事は、どうか無理のない範囲でお願いします。
お遊戯会に来ていた保護者の方々へ
どの子も可愛く、とても楽しいお遊戯会でしたが、その裏には先生方の数え切れないほどの苦労があったと思います。どうかあの衣装が当たり前と思わないでください。
帰りながら奥さんがぼそっと「保育園の先生って組合とかないのかな。衣装持ち帰りなんてありえない。」と話をしていて安心しました。
教育現場の行き過ぎた指導は、見栄を気にする人や保護者の過度な期待が原因と僕は思います。
だからこそ僕のような保護者がこんなことを言うこともときには必要じゃないか。
もしアンケートがあれば以上のことを書いてみよう。そんなことを思いました。