部活にプロの指導者を招いて感じたこと「やっぱり学校からスポーツは切り離すべき」
今日から冬休みです。
冬休み初日、実は縁あって部活動をプロの方に指導していただくことになりました。
プロの方の指導はやっぱりすごかった!
今日はその指導を見ていて感じたことを中心に書いていこうと思います。
プロの指導は違う
僕はバスケットボール部の顧問として今年で7年目になります。
県の役員になったり、強化のスタッフになったりして、少しずつですがバスケットボールを指導する力もついてきたように感じます。
ですが、今日のプロの方の指導を見て感じた率直な感想は、
かなわないな。
でした。
プロの方の指導はやっぱり僕ら教員とは違いました。
遊びの要素を取り入れつつ、かなり科学的根拠に基づいた練習内容でした。
子供たちはとても楽しそうに体の動かし方を学ぶことができました。
「足の向きをリングに向けてごらん」
「今やっと練習を次の練習に生かすよ」
「じゃあ慣れてきたからルールを1つ加えよ」
指導一つ一つが端的で分かりやすく、そこには怒りも怒鳴り声もありませんでした。
そりゃあ、子供たちにバスケットボールを教えてお金をもらっている人たちです。
僕らのような本業の傍でやってるような人とは違います。(教師の本業ってなんだろうと感じてしまうのはまた別の話。笑
言葉ひとつひとつにプロの意識を感じました。
教師が教える部活動
先生方が教える部活動の世界もこの数年でようやく徐々に変わってきました。
うさぎ跳びや1時間走などのような何の根拠もない腰や膝に負担を与えるだけの練習もだいぶ減ってきました。
数年前は当たり前に行われていたので驚きです。
試合中の罵声もだいぶ減ってきましたが、いまだにゼロではありません。
なぜこんなことが起きるのか。
それは、我々教師がスポーツを教えるプロではないからです。
そもそも我々教師はスポーツではなく、教科を教えるプロです。(これは何度も言っていますが…
どう指導していいか分からないので、手っ取り早いのが怒鳴る、やたら走らせる、になってしまうんですよね。
やっぱり学校とスポーツを切り離すべき
いつも感じるのが結局この結論です。
「学校からスポーツは切り離そう」
部活動はもはや、生徒が自主的に行う活動ではなくなってしまいました。
勝利至上主義で育ってきた保護者の方や先生にはあまり理解されませんが、子供たちの為にも一刻も早くスポーツを学校から切り離すべきです。
今回プロを招きして指導していただきましたが、こんな形でスポーツの指導は、その道のプロにお任せするべきです。
プロとの差を感じてより一層そんなふうに感じました。
ちゃんとお金を払ってプロの指導を受ける。
お金も払わずに本来素人である教師にその役割をお願いするから無理が生じるのです。
今日、管理職の方や数名の先生とお弁当食べながら部活動について話をしていました。
やたらと妄想が膨らみ、こんな時代にならないかななんて盛り上がってしまいました。
放課後は部活動ではなく、スポーツ教室として学校開放する。
そこでは(先生方も含め)教師ではなく指導者としてスポーツを教える。
子供は学校の生徒としてではなく、スポーツ教室の生徒として参加する。
スポーツ教室なので毎月お金を払う。
副業届を出せば先生でもこういったスポーツの指導を行うことができるはずです。
きっと、我々教師や世間の認識が変わればこんな世の中になるんだろうなぁ…。
今日もまたいつも通りの結論になってしまいましたね。笑
最後までお読みいただきありがとうございました!