MOLOG

教師であり父でありApple好きな人が書くブログ

教室に写真を掲示する際に心がけている4つのポイント

f:id:Moblog:20200811211607p:image

皆さんの教室には写真は掲示してありますか?

掲示はしたいんだけど、ちょっと面倒なんだよな…という人、いませんか?

私はまさにこれです。

 

掲示することの良さは十分わかりますが、撮った写真を放課後一人で教室で貼るのって面倒じゃないですか。

今日は皆さんに、読んだ後ちょっとでも「やってみるか」という気持ちになっていただければ…と思い書いていこうと思います。

 

こんな人にオススメ!

・写真を貼るのが面倒!
・もっと楽に写真を貼りたい!

 

 

出来栄えをこだわらない

f:id:Moblog:20200814161912j:image

皆さんは「どうせやるならアレもコレも」とこだわろうとして結局面倒になってやらなくなったという経験はありませんか?

 

私はまさにこれで、以前は写真を撮るなら

  • 全員を写そう
  • 写真用の厚紙に印刷しよう
  • 日付やコメントを入れて加工しよう
  • ラミネートして貼ろう

などとこだわっていました。

出来栄えにこだわるあまり、結局面倒になってやらないんですよね。

 

面倒と思ってやらないのなら、面倒なことは一切せずに手間を省いてやった方が断然いいです。

なので、いっそ次のことを一切やらずに進めるのはいかがでしょうか。

  • 全員を写す必要なし
  • 加工もなし
  • ラミネートもなし

 

最初の一歩を踏み出すハードルが一気に低くなるのではないでしょうか?

 

実際にこんな風に出来栄えを気にしないようにしてみたところ、驚くほど写真を撮ろうという気持ちになりました。

集合写真でなくとも、日常の何気ない風景でも十分生徒は喜んでくれます。

写真が貼られるたびに誰が映ってるんだ?と楽しそうに見てくれています。

 

休み時間の様子や授業風景をiPadでパシャっと撮ってみる。

全員映そうとも加工をしようとも思っていないので躊躇しなくなりました。

 

ポイント!

出来栄えを気にせず写真のハードルを下げる!

 

5分で掲示

ハードルを下げるためには、時間をかけないことも有効ですよね。

私のオススメは、ふと思い立った時に写真を撮ってその日のうちに印刷することです。

 

大事なのは印刷から掲示まで5分以上かけないという気持ちです。

 

この本をご存知でしょうか。

やり抜く力

やり抜く力

 

 

何かを継続するには初めのハードルを低くすることが重要と聞いたことがあります。

私がよく生徒に言っているのは「1時間勉強しようと思って勉強を始めちゃダメだよ」ということです。

1時間もやろうとすると、なかなか重たい腰が上がらないものです。

 

「1時間勉強しようではなく、5分やろうと思って始めてごらん」と話します。

気分が乗ったらそのまま5分以上かけても良いし、気分が乗らなかったらそのまま本当に5分で辞めても良いのです。

結果的には5分以上やることが多いですし、実際に5分で辞めてもやらないよりは前に進んでいます。

 

少し話がずれましたが、5分で撮ってその日のうちに印刷することにこだわり、余計な装飾はバッサリ切り捨てると思いのほか写真が撮れるということに気がつくのではないでしょうか。

 

ポイント!

余計なこだわりをせずフットワークを軽くすることにこだわろう!

 

写真は教室横に並べて掲示して成長を実感させる

以前やってよかったのは次の二つです。

  1.  毎月集合写真を撮って並べて掲示
  2. 長縄の回数を写真に書いて並べて掲示

1の集合写真は、毎月学活や放課後にサッととります。

毎月写真を撮るとなるとなかなか面倒に感じますが、私の場合は5分しかかけないので時間にすれば些細なものです。

1ヶ月に1回、5分くらいならさほど苦しくもありません。

「明日のあさに写真を撮るからね〜」と連絡をしておくと子どもたちも協力して動いてくれます。

 

 

2のような成果が数値化されるようなものは成長を感じられて良いですね。

私の地域では、毎年体育祭の時に全員で跳ぶ長縄競技というものがあります。

八の字に跳んで制限時間に何回跳べたかを競うものです。

その練習風景とその時の跳べた回数を書いて掲示します。

 

今はsketchというアプリを使って日付や回数、コメントなどと入れて加工しています。

なるべく時間をかけずに自分が嫌にならない程度にですけれどね。

 

 

横に並べて掲示することの良さは生徒たちが成長を実感できるところです。

 

例えば毎月撮っていると7月と9月では肌の色が黒くなっている子がいたりします。

夏休みに部活動を頑張ったんだなーなんてことがわかります。

あるいは海に行って日に焼けた子なんかもいて面白いですね。

 

長縄の様子などを回数と一緒にを並べて掲示しておくと目に見えて成果が伝わるので子どもも楽しんでくれます。

最後の方なんてびっくりするくらいキレイにそろうから不思議です。

 

ポイント!

写真は横に並べて成長を実感させよう!

 

ライフスタイル, 自然, 容易, 楽しい, 家族, 子, 連合, 女の子, 若い

子どもの手を借りて掲示する

「子どもができることは子どもにやってもらう」が今私がこだわっているところです。

 

一人で40人分掲示するとして、一人1分かけたらそれで40分です。

40人なら5分で終わります。

 

時間がなければ作ります。

私はなるべく掲示は朝の会の後や学活の終わり10分を使ったり、あるいは掃除の時間にやったりします。

途中で時間が来たら中途半端でも終わりにして続きは翌日します。

 

放課後に一人で掲示してはダメです。

たとえ見栄えが悪くても、子どもたちの手を借りた方が良いです。

一緒に作っているという実感を持たせることも大事だと思います。

 

ポイント!

子どもの手を借りて時短&一緒に作っている実感を持たせよう!

 

最後に

写真は情報量が多いので積極的に掲示することをオススメします。

 

生徒の顔が写っているものが掲示してある教室は、そうでない教室と比べて生徒の所属感や自己有用感(ここが自分の居場所なんだ、と感じる心)が変わってくるとも言われています。

 

そうは言ってもちょっと面倒…と感じる人もいますよね。

私もそうでした。しかし5分で撮る、印刷や掲示にこだわらないことで重たい腰をあげることができました。

 

当然、子どもによっては写真を撮られることが嫌な人もいるのでその辺りは気を使いますが。

(実は写真を撮られるのが嫌なのは写真自体に問題があるのではなく、その子の自己肯定感などが関係しているとも思っています)

 

私のクラスの子たちは例年、写真を撮ることに肯定的なのでこちらも楽しんでやっています。

 

また、掲示物はなるべく同じものを貼っておかずに動きを作るということもオススメしておきますね。

それに関してはこちらの記事に書いたので参考になれば幸いです。

 

繰り返しますがこだわりを持って結局やらないよりは中途半端でもやった方が良いですよ!

少しでも参考になれば幸いです。