読書量を増やしたい人にオススメする速読についての3つのポイント
昨年から多読速読に挑戦しています。
Lyustyle先生に触発され、私の中の読書熱が再燃。
私はこれまで、読書は好きでしたがそこまでたくさんの量を読んできたわけではありません。
昨年から速読を初めてちょうど1年が経つところです。
速読に挑戦したことでたくさんの本を読むことができるようになり、読書に対する意識も大きく変化しました。
今日は速読をする上で意識をしているポイントを紹介します。
順番はまえがき、あとがき、目次
皆さんは、本を読むときにどこから読みますか?
私はまえがき、あとがき、目次を先に見たあとに本文を読み始めます。
そうすることで本のあらすじを頭に入れて読むことができるからです。
まえがきについて
まえがきにはこの本を書いた経緯や問題提起などが書かれていることが多いです。
この部分を読んで、まずはこの本がどんなことを課題として書かれたのかを予習します。
あとがきについて
あとがきには冒頭の課題に対しての結論や筆者の思いが書かれていることが多いです。
この部分を読むことで最初に結論を聞いてからこの後本文を読んで詳しい内容について知ることができます。
あらすじを頭に入れた状態で本を読むと、吸収力が断然違うと感じています。
目次について
私の場合は、目次は比較的時間をかけて読んでいきます。
まえがきやあとがきを読んで、あらかじめ筆者の言いたいことをなんとなく頭に入れます。
そして目次の項目を一つ一つ読み、なんとなく「こんなことが書かれているのだろうな」と仮説を立てていきます。
ここで気になった目次については、ページを開いて本文を読みます。
気になった目次について書かれた内容を読んでいるので、新たな発見や勉強になることが多いです。
私は「目次で気になった内容について読む」という一連の流れでこの本を読む目的の8割を達成したと感じています。
それくらいこの時間は有意義な時間です。
読む順番まとめ
私の本を読む順番はこうです。
- まえがきを読む
- あとがきを読む
- 目次を読む
- 気になった本文を読む
- 最初の本文から読む
こんな順序で読むことで、効率的に読むことができるようになったと感じています。
もちろん、本によってはこれには合わないものもあると思います。
小説などはやはり最初から読んだほうが面白いですもんね。
小説以外の本であれば大体この順番で読むようにしています。
まえがきとあとがきを読んであらすじを頭に入れる!
目次で気になった内容について読んでみる!
繰り返し読むことを前提にサッと読み流す
繰り返し読む
人の頭はできるだけ忘れるようにできていると言われています。
記憶しているというのは良いことのように見えて、実はそうではないことが多いのだそうです。
嫌なことをずっと覚えていたらストレスになってしまいますもんね。
少なくとも私の頭は3歩あるいたら大体のことは忘れるようにできています。
本の内容なんて1回読んだだけでは、ほとんどの内容を覚えていません。
でもせっかく読んだのだから何か一つでも自分の知識にしたい!
そう思い、同じ本を繰り返し読むようにしてみました。
同じ本を3回は読むように意識してみたところ、1冊をじっくり読むよりも吸収できているように感じました。
勉強も繰り返し解くのが大事だよ、と伝えています。
読書も繰り返し読むことを前提でやってみるとまた違った読み方ができるのかもしれません。
1時間で読み終える
本は一冊をじっくり読むよりは
— えむおー適切なGIGA運営を望む人 (@Mo24555713) 2019年8月19日
一冊を早く何度も読んだ方が良い
昨日実践してみました
「嫌われる勇気」
一時間でサッと読み終わりました
次は2回目
なるほどこれは良いかもしれません
同じ本を何度も読むのは確かに良いかもしれないけれど、そんなに時間がとれない、という人も多いと思います。
そんな人には、1冊の本を1時間で読み切ることをオススメします。
何度も読むことを前提として1回目をサッと読み流してしまうのですよね。
もちろん「ここは詳しく知りたいな」という部分は少し時間をかけて読んでも良いと思います。
一方で「ここは流し読みでも良いな」と感じたら思い切ってサッサッとページをどんどんめくります。
読書に軽重をつけるわけです。
私はこれまで、300ページほどの文庫本を1週間かけて読んでいました。
今は1時間でサッと読み終えてしまいます。
その代わり3日間、1回ずつ読んでいくのです。
こんな読み方をするようになってから、驚くほど本の内容が頭に入っていることに気がつきました。
・じっくり時間をかけて読むのではなく、1時間程度でサッと読む!
・繰り返し読んで頭に入れる!
自分なりの解釈で読む
結局のところ読書は、あくまで主観の域を超えないものと思っています。
つまり筆者が書いたメッセージをどう受け取るかは読み手に委ねられているということです。
私はこれまで、一語一句漏らさず読んで筆者が言いたいこと、この本に書かれた内容は全て頭に入れようとじっくり読んでいました。
今でもそんな風にじっくりと読む「遅読(ちどく)」をすることはあります。
しかし、これでは一冊の本を読むのにかなりの時間がかかってしまいます。
速読のポイント最後は、読書に対する私の意識を伝えていきます。
読み漏らしを恐れない
「読み漏らし」と表現しましたが、要は飛ばして読むことを恐れない、ということです。
今までは本を右端から左端まで1ページ丸々しっかりと頭の中で黙読していました。
丁寧に読むことを心がけてきましたが、それでは中々スピードが上がらない。
今は一語一句読むのではなく、眺めるという感覚に近いかもしれません。
目次を読んで気になるところは少し時間をかけてみてみますが、後はパラパラとめくるような読み方です。
一度の読書における理解の内容は60%で良いので、そのかわり繰り返し読むことを優先しようと思い実践しています。
パラパラとめくるような読み方では、当然飛ばしてしまう部分が出てしまいます。
しかしそれを恐れません。
1回目は目につかない言葉でも、きっと2回目、3回目の自分がきっと目にするだろう。
そんな軽い気持ちで今は本を読んでいます。
勘違いを恐れない
先ほども言ったとおり、読書はあくまで本を通して読み手が何を考え、何を感じるかが重要なのだと思います。
私は必ずしも筆者が意図したような捉え方でなくとも、自分なりの捉え方で理解したり感動ができれば良い、と開き直って本を読んでいます。
国語の授業なんかだと「なぜ作者はこんな文章を書いたの〜」とか「この表現から言いたいことはなんなのか〜」みたいなことを考えますよね。
普段の読書でそこまで考えていたら私は疲れちゃうので。
もちろん、気になるところはじっくり遅読する時もあります。
しかし基本は、勘違いを恐れずに自分なりの解釈で捉えることを前提に読んでいます。
相手に伝える際は要注意
一点だけ気をつけているのは、自分の捉え方が絶対と考えて相手に伝えないようにしています。
「この本に書かれているのはこうだった」と私の誤った解釈が伝わらないように気をつけてはいます。
時たま本を読んで感想をきかれることがあります。
私の場合は、「この本を読んでこんなことを考えた」なんて感想を伝えても、「この本の内容はこうだった」とは伝えません。
勘違いを恐れないと言いつつ、筆者の意図した内容と違う伝え方をしてはやはり失礼と思っているからです。
私もたまに書評ブログを書きますが、あくまで私の捉え方だということを前提に流し読みしていただけると助かります。
・筆者のメッセージよりも自分が何を感じたのかを大切にする!
・人に伝える際には要注意!
読書は目的ではなく手段
自分なりの速読を試して一年が経ちました。
とりあえずこんな読み方で進められそうなのは、今のところ
- 大体の内容が理解できている本
- 小説ではなく、ビジネス本や思想本
が向いていそうです。
また、同じ分野でもいろんな人の本を読むことでより理解が深まります。
私は、気になる分野が見つかったらひとまず6〜7冊は同じ分野で別の本を読みます。
そうすることで、その内容の本質が見えてくるような気がしています。
こんな形で私は普段読書を楽しんでいます。
あまりにも本を読む量が増えたので、最近は(大きな声では言えませんが)立ち読みをしたり、図書館で本を借りたりしています。
いろんな本を読んでみて、「これは後で読みたい」と思った本は買っています。
さいごに。
読書は本来、目的ではなく手段です。
初めは「月に◯冊読んでいます」を言いたくて本を読み始めるでも良いと思います。
読書はその人の貴重な体験や知見を得られます。
同じ体験をしようとしたら何時間あってもできませんからね。
読書に慣れてきたら読書を目的ではなく、知見を広げる手段として捉えたいですね。
知見を広げ、活かしてこその読書です。
普段からそんな意識高く本を読んでいるわけではありませんが笑
なるべくいろんな分野のいろんな人の考え方に触れたいと思い、今日も本を読みます。
何か一つでも参考になれば幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。