MOLOG

教師であり父でありApple好きな人が書くブログ

フォロワーではなくファンになるということ

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最近自分の中で変化があります。


私は昔からブログを読むのが好きでした。

有名なブロガーさんのブログから、一般の方が趣味として書くブログまで、好きなジャンルを幅広く読んでいました。

しかし最近、ブログを読む時間がめっきり減ったのです。

というのも、substackというメールマガジンを読む時間が増えたからなんです。

一言でいうなら「ブログを書く感覚で、メルマガも配信できるサービス」のこと。サブスクリプション形式のニュースレター・プラットフォームなんて言われ方もしていますが、無料でも有料でも使えるサービスです。パーソナルメディア『substack(サブスタック)』とは? アカウントの作り方からはじめるまでをご紹介

今日はこのsubstackを購読するようになって感じたことを書いてみようと思います。

無味無臭のブログ記事

私が好きなブログの記事は、筆者が、好きなものについてその人なりの解釈で書いている記事です。

広く読まれる記事を目的としたありきたりな文章ではなく、その人の人柄や考え方が伝わるような文章が好きなのです。

残念ながら、最近のブログはPVを増やすことだけを目的としたようなものが増えてきました。

Googleなどで検索されることを目的としたブログ記事です。

「○○にオススメの△選!」なんて記事はまさにそうです。

www.mo-page.com

実は、多くの人の目に留まり、クリックされるような記事には一定の共通点があるのです。(タイトルには数字を入れるだとか検索されやすい言葉を入れるなど)

試しに「オススメ アプリ」で検索してみてください。広告収入リンクが貼られた無味無臭の記事が乱立していると思います。


Googleの特性上、検索されないと読まれないわけですから、これは仕方のないことだと思っています。

けれど、どれも似たような記事ばかりになってしまい、読んでいてつまらないんですよね。

メルマガという原点回帰

調べてみると、同じように「最近のブログはつまらん!」という人がいるようです。

テンプレート化したような似た記事ではなく、もっとコアな、マニアックな記事はないのか!

その人独自の視点や本当に感じたことをありのまま書いている記事はないのか!


そんなことを感じて行き着いたのが、先ほど紹介したsubstackというメルマガサービスです。

私が大好きなブロガーさん達がここ最近、こぞってこのsubstackというサービスを使ってメルマガの発行をしています。

メルマガとは、何年も前に流行したサービスです。登録すると、自分のアカウントに新着記事がメールという形で届くようになっています。

このメルマガを、ちょっと書き手と読み手の視点で考えてみます。

書き手からの視点

メルマガは、読んでもらうには読者にまず登録してもらう必要があります。

メールを送るわけですから、Google検索にひっかからないわけですね。

実はこれ、大きなデメリットであり、かつ大きなメリットでもあるのです。


登録してもらうということは、「この人の書いた記事を読みたい」と思ってもらう必要があります。

これってかなりハードルが高いです。だって誰だかわからない人のメールなんて誰も読みたがらないわけですから。

いきなりメルマガから始めるのではなく、何か別の媒体(ブログだったり、音声や動画配信だったり)で自分のことを知ってもらう必要があります。

私が今登録しているsubstackは5つほどありますが、全て元々はブログや音声配信をしている方々です。

広く多くの人に読んでもらうという目的であれば、メルマガは効率の良い方法とは言えません。


しかし、検索されないということは一方で大きなメリットでもあります。

Googleの検索に左右されないような記事が書ける、ということです。

つまり金太郎飴のような量産型のタイトル、アイキャッチ画像などを設定する必要なく、また見出しもなんの縛りもなく記事を書けるのです。


Googleを介さないことで、より「自分らしさ」を表現できる記事が書けるということがメルマガの大きなメリットの一つです。

読み手からの視点

読み手からすると、登録という一手間が必要になります。

この一手間が面倒なため、ほとんどの人はメルマガ登録をしないと思います。

しかし、一度登録すれば記事が更新される度にメールという形で自分の元まで届けてくれます。


しかも、Google検索を必要としていない記事、つまりその人となりが十分伝わるような文章で書かれた記事です。

もともと広く一般的に書かれていない記事(ある程度閉じられたコミュニティに向けた情報発信)なので、かなり具体的な内容にまで言及したものが多いです。

筆者の生活環境の様子や、ホーム画面などプライベートな部分も垣間見れて、読んでいてとても面白いです。

広く浅くではなく狭く深く

このように、ネットに上げる記事とメルマガの記事とでは、その特性の違いから、書かれる文章にも大きな違いが生じてきます。

インターネットに検索されることを目的としていないメルマガの記事は、広く浅いネットの記事とは違い、深い部分まで書かれているのです。

そんなわけで、冒頭の話。

私は最近、ブログを読む時間が減った代わりに、メルマガを読む時間が増えました。

フォロワーではなくファンに

少し話を変えます。

最近は、フォロワーとファンの違いについて考えることが増えました。


例えばTwitter。

みなさんは、インクさん(インク (@firesign_ink) | Twitter)をご存知でしょうか。

この方は、Twitterやブログ、zoomなどでいろんな方とのやりとりを楽しんでいる方です。過去に、私も一緒に遊ばせてもらったことがあります。

www.mo-page.com

この方を見ていて思うのは、「インクさんの周りにはインクさんが好きな人が多い」ということ。

フォロワーではなくファンが多いのですよね。(無論、私もその中の一人です)


ブログとメルマガの違いはまさにこのフォロワーとファンの違いなのだと思います。

多くの人に読まれる記事、フォロワーの多い記事ではなく、

少なくても良いから信頼できるファンの方に読んでもらう記事。

私は、自分が読む記事はフォロワーとしてではなく、ファンとして読みたい。

書き手の人が純粋に楽しみながら、好きなことを好きなだけかく文章。

そんな文章を応援するファンになりたいな、と思っています。

そして、そんな文章がもっともっと世の中に出てくるようになるといいな、と思っています。