11月は生徒同士のトラブルが起きやすい?あらかじめできることは?
各行事が終わったこの時期は
— えむおー@ブログ更新90記事達成 (@Mo24555713) 2019年11月5日
今まで行事に追われていた反動か
割と生徒同士のトラブルが多い
友達とケンカをしたり
時間が守れなかったり…
僕はあらかじめ生徒に
「この時期はトラブルとか失敗が起きやすい。当たり前のことを当たり前にやろう。」
と話す
ちょっとした意識で防げるトラブルもある
本校では今まさに各学年でトラブルが立て続けに起こっています。
生徒同士のトラブルが後を立ちません。
僕の経験上、11月はなにかとトラブルが起きやすいように感じます。
今日はどんなトラブルが起きやすいのか、僕ら教師に何ができるのかを話していこうと思います。
11月はトラブルが起こりやすい
まず結論から述べます。僕の経験上「11月は対人関係のトラブルがとても起こりやすい」です。
僕が今勤務している中学校では、9月から2学期が始まり、運動会。10月末に合唱コンクールが行われます。11月がちょうどそういった各行事が終わって迎える月となります。
本校では11月が描く行事を終えた月となりますが、皆さんの学校では多少ズレがあるかもしれません。
なので「11月は」と言うよりも、「各行事を終えた後に迎える月は」と言い換えた方が正しいかもしれませんね。
話を戻します。
運動会や合唱コンクールで、クラスが1つとなったのに、なぜその後生徒同士のトラブルが相次ぐのか。
おそらくこの疑問は先生と生徒の視点のズレから起こる疑問だと思います。
我々先生は、各行事を終えてクラスが一致団結したかのように見えます。
「ほら、運動会や合唱コンクールでクラスはこんなに1つになれた。協力することの良さや絆を深めることができたに違いない。」なんて思うわけですよね。
おそらく生徒もこういった感想は持っていると思います。
しかし、生徒は心のどこかに運動会や合唱コンクールで我慢してきた小さなストレスが溜まっているかもしれません。
自分でも気づかないようなストレス。行事を成功するために押さえてきた自分の不満。
こういったものが各行事の中で溜まっていき、行事を終えた今、知らないうちにこのストレスが溢れ出てしまうわけです。
僕が体験した11月のトラブルは、そのほとんどが対人関係によるものです。中には保護者同士が出てきてトラブルになってしまうことも珍しくありません。
トラブルは、同じクラス同士、違うクラスの子との喧嘩、部活動のいざこざ…。そういったものが次から次えと出てくるのはこの11月。
また、先生同士の不満も出てくる時期でもあったりします。
4月から約半年間が経ち、やはり各行事で貯めてきた不平や不満、そういったものがポロポロと出始める。
11月は大人も子供も対人関係が起こりやすい時期と僕は思います。
対処法は?
ではこのトラブルが起きやすい11月を乗り切るには、どうしたら良いのでしょう。
僕は「11月はトラブルが起きやすい」と先生や生徒が知っている事が大事だと思っています。
極論言ってしまうと、対人関係のトラブルなので防ぎようがありません。でもそのトラブルをなるべく小さくしたいですよね。
なので僕はクラスの子や先生方に「11月は実はトラブルが起きやすい時期」と伝えています。
「みんながこれまで知らないうちにため込んできたストレスが出始める時期」と伝えることで、一人一人が少しずつ心の準備をすることができます。
言動に注意し、当たり前のことを当たり前にすることが大事。
友達のストレスに対して大きな心で受け止めることができたり、自分のイライラを友達にぶつけることも少なくなったり。
先生方も同じです。
僕は、「合唱コンクールでは1つになれたのに、なんで喧嘩なんかするのだろうか」と言う先生にはこれまでの話をしておきます。
そうすることで先生の心にも少しだけゆとりを持つことができます。
せっかく行事を頑張った後ですから、トラブルも最小限に留めておきたいじゃないですか。
最後に
皆さんの学校が各行事を終えるのはいつですか?
本校は11月です。そして11月は対人関係のトラブルがとても起こりやすい時期です。
生徒や先生がお互いに「トラブルが起きやすい時期」と意識して行動することで、大きなトラブルを防ぐことができると思います。
皆さんの参考になれば幸いです。