MOLOG

教師であり父でありApple好きな人が書くブログ

読書一言感想「メモの魔力、FACTFULNESS、全バカ」他5冊のオススメ

f:id:Moblog:20200327200746j:image

もうすっかり速読が板についてきたように感じます。

 

今週も7、8冊程度読むことができました。今日はその中で面白かった本を5つほど紹介しようと思います。ただし、あくまで僕の捉え方なので詳しくは実際に本を読むことをオススメします。笑

 

事実から抽象化し、転用へ

「メモの魔力」より

 

この本は今話題のようで、いろんな人がブログなどで感想を書いています。見出しの言葉はメモの魔力での大きなテーマの一つです。

 

僕も見出しの言葉を何度も目にしてはいましたが、その意味はよくわかりませんでした。しかし、本を読んでみてなるほど!僕の捉え方は次の通りです。

 

何か起こった事(事実)から抽象化(数学的には一般化とも言えますかね?)し、他のことに転用していく。

 

例えば…

勉強をたくさんしているえむ君がいます。えむ君が勉強するのは、良い成績をとって家族を喜ばせたいからと気づきます。そして、家族を喜ばせたい気持ちに気がついたえむ君は、お小遣いから家族に誕生日プレゼントを贈ることにしました。

 この例が果たして適切かどうかはやや疑問ですが笑。僕の捉え方ではこんな具合です。

【事実】勉強をする

【抽象化】家族を喜ばせたい

【転用】誕生日プレゼントを贈る

 

こんな具合で、起きたことを見つめ、抽象化していくことで他に転用できないか考えるということをメモを通して考えていく。

 

学校生活でも次から次へと多くの事実があるわけですから抽象化して考えることで生徒にとってプラスになることもありそうです。

 

抽象化→転用を僕も実践していこうと思いました!

想像以上に世界は良くなっている

「FACTFULNESS(ファクトフルネス)」より

 

皆さんは発展途上国とされている国の女の子の何%が初等教育を受けていると思いますか?

 

人には物事を悪く(悲劇的に)捉えようとする力、誇張して捉えようとする力などがあるようです。この本の冒頭には10問ほど世界に関するクイズがあるのですが、僕の答えはことごとく外れていました。

 

世界の実態をイメージではなく、データという事実から捉え直していこうというのが本書のテーマです。

 

僕が読み終えた感想としては、「世界は想像以上にどんどんと良くなっているんだな」ということです。

 

子供達には物事を悲劇的に捉えるのではなく、技術や思想が昔に比べて進化していることで今後の世界はより一層明るくなっていく、あるいは明るくしていこうと伝えていくことも必要だと感じました。

happy moneyを増やす

「一瞬んで人生を変えるお金の秘密 happy money」より

 

happy moneyとは、幸せな商品、体験にお金を使うこと。あるいは、幸せなことをしてお金をもらうこと。だそうです。

突然ですが、皆さんはお金持ちってどんな人だと思いますか?

僕はこれまで「お金をたくさん持っている人」だと思っていましたが、お金に書かれた本を読んでいくと、どうやらお金持ちとは「お金をたくさんもらってたくさん使う人」の方が当てはまりそうです。

 

重要なのはいかにお金を回していくか。物を買ったり体験をしたりしてお金を払うことで労働を生み出すことができる。

 

労働の見返りとしてお金を払う。その労働者が物を買ったりしてお金を使う。その労働者が…、と自分がお金を払うことでどんどんとお金は巡っていくんですよね。

 

そして、そのお金の運を味方につけるためには、幸せなことにお金を払ったりあるいは幸せだと感じる労働をしてお金をもらうことが必要。

 

僕はこれまであまりお金に関しては関心がなかったようです。教師ってそういう人が多いイメージです。でも少しずつ僕のようにお金に関心を持つ先生も増えてきました。

 

お金の付き合い方としてまた一つ勉強することができました。

 

とりあえずやると言ってから方法を考える

「ハッタリの流儀」より

 

ホリエモンこと堀江さんが書かれた本です。堀江さんの本は見出しがたくさんあり、あっという間に読むことができる本が多いイメージです。

 

このハッタリの流儀の中に次のような言葉が載っています。

とりあえずやると言ってから方法を考える。できるかできないかじゃなくてやる。そうするとまたあいつに任せようってなる。

 

この部分を読んで、アメリカの元大統領リンカーンのこの言葉を思い出しました。リンカーン氏も上記のような言葉を言っていたそうです。

 

僕も何か仕事をお願いされたらとりあえず「できます」と答えることを心がけています。失敗も含めて、その経験は必ず自分にとってプラスになると思うからです。

 

「できない言い訳を考えるより、できるようにするための方法を考えよ。」ハッタリでもいいからそうやって動いていくことは自分にプラスだよ、ということを学びました。

どうでも良いけど表紙怖い。

 

働き方改革、まずは個人内生産量をあげることから

さる先生の「全部やろうはバカやろう」より

 

twitterで話題の本です。

 

読み終わった後の最初の感想は「書かれたことは大体僕もやってた」でした笑。

 

読んでがっかり…ではなく、さる先生のような大先生と同じ考えで仕事に向き合えていること嬉しく感じました。(余談ですがこのTweetにさる先生ご自身が「返金します笑」と書いてくれました笑

 

で、これからどうしていきたいかというと、こういったノウハウを本校の職員室に広め、みんなで無駄を省き、早く帰るような職員集団を目指していきたいと考えています。きっとさる先生も同じような考えで出版されたのでしょうから。

 

何が本質か見えてくれば、何に時間をかけて何を省けば良いのかが見えてくる。そして、省いた方が良いものは徹底的になくしていく。

 

学校現場はまだまだ「ないよりはあった方が生徒にとってプラス」という考えがあります。その分の時間や手間を他に使うことをあまり考えない。時間もコストという認識が薄いんですよね。

 

ちょっとずつでも良いから学校現場を変えていきたいな。

 

以上、ここ最近の読書のざっくり感想でした!

 

興味のあるものがあればぜひ読んでみてください。