『仕事がサクサク進む 教師のiPad仕事術』の魅力をお伝えします!
魚住惇先生@jun3010me とご縁があり、著書『教師のiPad仕事術』を送っていただきました📙ありがとうございます😊早速読んでます
— えむおーstay home.fun Apple! (@Mo24555713) 2020年4月21日
iPadデビューを始めた先生、これから始めようとする先生にオススメの一冊です
Amazonではまだ販売されていませんが、下記から安く予約できますhttps://t.co/PYUxOkVIrq
この度、かねてからファンであったPodcast「さおとめおとらいふ」の魚住惇(うおずみ じゅん)先生が本を出版されました。惇先生、御出版おめでとうございます!
そしてなんとこの度、わたくし、魚住惇先生から直接『教師のiPad仕事術』を送っていただきました!ご恵贈ありがとうございます!
惇先生から本を受け取った私の使命は「この『教師のiPad仕事術』の魅力を発信すること!
この本は、以下の章立てで書かれています。
序 章 iPadを活用してこう変わった
第1章 書類と情報の整理法
第2章 タスク・スケジュールの管理法
第3章 授業の効率的な組み立て方
第4章 アイデア・アウトプット法
第5章 iPad周辺環境
第6章 キーボード談義
おまけ 僕のストレス解消法
今日は私が、「これからiPadを使おうと思う先生」と「すでにiPadを使っている先生」に独断と偏見でオススメの章を紹介していこうと思います。
これからiPadを使おうと思う先生へ
オススメは次の4つの章です。
序 章 iPadを活用してこう変わった
第1章 書類と情報の整理法
第3章 授業の効率的な組み立て方
第5章 iPad周辺環境
いまでこそ、iPadを使って仕事を効率よく進められるようになりましたが、それまでの僕は「仕事が遅くてできない人」でした。前任校での経験から見出した「仕事ができる人」の特徴を最初にお伝えします。(序章より引用)
iPadを使いたいと考えている人は、「iPadを使って仕事を効率的に行いたい!」と考えている人が多いのではないでしょうか。
職場やネット上でiPadをうまく活用している姿を見ると自分もあんな風に使えるようになりたいな、なんて思いませんか?(少なくとも私はそうでした)
この本はそんな私たちのなんとなく想像している「iPadを使うとこんなことができるよ」が丁寧に書かれた本です。
僕は、紙の整理がとても苦手でした。他の先生と同じように整理しようとしても、どの書類が必要でどの書類が不要なのか、判断に迷ったりしました。(第1章より引用)
先生方なら誰しも紙に埋もれた経験があるのではないでしょうか?iPadがあれば紙から解放されるのでは?と思う先生もきっと多いはず。
この本では、「こうすればiPadを使って紙から解放できるよ」というのを丁寧にアプリの紹介や写真を交えながら解説されています。
Evernoteやカレンダーアプリをうまく使うと締め切り日に通知がきて便利、のようなノウハウを紹介してくれています。
また、ただ紙をスキャンして処分するだけで終わりではありません。惇先生はこうにしているよという紹介もあり、参考になりました。テスト作りやiPadで教材を持ち歩くといった紹介もされています。本当はここでも細かく紹介したいのですが、詳しくは本を買って読んでみてください笑。
きっと「こういうのがしたかったんだよね」がたくさん詰まっていると思いますよ!
すでにiPadを使っている先生へ
すでにiPadを活用されている先生に読んでいただきたいのは次の4つです。
第2章 タスク・スケジュールの管理法
第4章 アイデア・アウトプット法
第6章 キーボード談義
おまけ 僕のストレス解消法
スケジュールやタスクを管理するのにも、iPadが大変重宝しています。ただ、紙の手帳を完全に置き換えることができるわけではなくて、両方を効率良く使うことがベスト。(第2章より引用)
私はこの章で書かれていた「タスク」と「予定」の違いが目から鱗でした。
学校というのは特殊で、授業が1コマ50分と決められていて一定のサイクルで進んでいくんですよね。実はこういった職業って特殊のようです。
特殊な時間サイクルで過ごす教員だからこそ、実は教員に特化したアプリって少ないのですね。そこで惇先生はスクールプランニングノートの併用を紹介しています。
また、タスクの管理法も丁寧に詳しく書かれています。このあたりは「たすくま」に通じる考え方も紹介されていたので、ぜひ読んでいただきたい部分です。
教師の仕事はクリエイティブなものばかりです。授業の準備や教材研究等はどれだけやっても終わりではありませんし、新しいアイデアを出さなければならない仕事も多いです。
この章では、アイデアを必要とする仕事について、いかに効率を上げるかということに焦点を当てたテクニックを紹介します。(第4章より引用)
アイデアを生み出す方法として、アナログであるKJ法やマインドマップ、マンダラチャートが挙げられていました。また、こういったアナログの良さや欠点を紹介しつつ、本書ではアウトライナーについて詳しく紹介されています。
私もよくアウトライナーを使っていますが、なぜアウトライナーが良いのか、どんなところが魅力なのかが丁寧に書かれていました。写真付きでこんな方法もあるよ、と紹介されているので知っている人も知らなかった人も読んでいて面白いと思います。
他にも、授業のアイデアをScrapboxで生徒と共有しているのは高校生を相手にする惇先生ならではだな、と感じました。中学校ではまだいくつも課題がありそうです。写真付きで実際にこんな感じで生徒と活用しているという例は心から羨ましく感じました。笑
また、最後の方でHappy Hacking Keyboard(以下HHKB)エバンジェリストとしてHHKBの魅力を披露していたり、美味しいコーヒーの入れ方を紹介したり、と少しテーマの違った内容も書かれていました。惇先生ファンである私は、まずここから読みました。とても面白かったです。笑
ブログと本の違い
最後に、ブログと本の違いということについて書いていこうと思います。
私がiPadを持ち始めた頃は、ネットで検索しても教師のiPad仕事術なんてどこにも書いてありませんでした。
あれから数年たち、iPadを活用する先生方も増え、ネット上でも記事がいくつも挙がるようになりました。(もちろん、このブログもiPadはじめApple製品の良さをお伝えできたらと思い、運営しています)
私はブログを読むのが大好きなのでiPadを活用されている先生方のブログもよく読みます。今回惇先生の書いた本の中には、そういったブログで紹介されているような内容も当然あります。
じゃあ本じゃなくてブログ見ればいいんじゃない?
いや、ブログと本は全くの別物なんだよね。
ブログ大好き、本大好きな私は断言します。ブログに書かれたApple製品の文章と、本に書かれた文章は似て非なるものです。
ブログの良さは、書いている人の生の言葉や感想が伝わってくるところだと思います。私は何人もの人をフォローしてブログの更新を楽しみにしています。
ブログの記事は1000〜3000字程度。書き手は気軽に書けて、読み手も気軽に読める。リンク先に飛んだり動画を使って紹介したり、こういったことは本にはできない良さですよね。
本とは違って校閲も厳しくないので、筆者の好きに書かれているのも魅力です。(その分、情報の正確性は読み手がきちんと判断する必要もあります)
本の良さは、文字の多さから滲み出るその人自身の考え方が伝わってくるところだと思います。
本一冊の文字数は10万字だそうです。 惇先生も今回の本を書くにあたって10万字をどんな風に書き出すか四苦八苦した場面もあったそうです。(この辺りは惇先生がご夫婦で運営されているpodcast さおとめおとらいふでお話しされています)
10万字もあるとその人の内から出てくる価値観などが見えてくるんですよね。今回の著書はただのノウハウ本ではなく、iPadを仕事に活かす概念的な要素もあります。これはブログでは書けない文章ですね。
ブログも本も読む私から言わせていただくと、この本はブログだけでは伝わらないiPadの魅力がぎっしりと書かれています!
さいごに
少しでも興味の湧いた方はぜひ「仕事がサクサク進む 教師のiPad仕事術」(学事出版)の購入を!
教員とiPadの活用例を紹介するブログ記事も多く出回るようになりました。もちろん私はこういった記事が大好きです。
しかしブログとはまた違った良さが本にはあります。10万字という量はやはりブログとは違った魅力があるのだと思います。そういった意味で、私はブログも読みますが本もよく購入しています。
これからiPadを使ってみたい方も、すでに使っている方もぜひ本書を手に取って読んでみてください。
筆者の魚住惇先生の本書における想いはご自身のブログで書かれています!