物事をシンプルにする見方とは?アドラー心理学3冊をまとめました!
これまでアドラー心理学について興味はあったのですが、なかなか本を読む機会に恵まれませんでした。
この夏休みに、思い切ってアドラー心理学の本を読むことにしました。学んでみると、複雑に見える世界が実はとてもシンプルだということに気づくことができました。
物事を複雑にしているのは自分自身の捉え方だったのですね。
今日は、それぞれの本の紹介とそれについて書いた記事をまとめていこうと思います。
ちなみに、あくまで記事は本をきっかけとして僕が考えた内容なので、本についてのまとめではありませんのであらかじめご了承ください。
もしアドラーが上司だったら
この本はアドラー心理学を実際に社会で活かすならば?という視点で書かれています。主人公のりょうくんとアドラー心理学を愛する上司ドラさんとの対話形式で書かれています。
内容がとても具体的で、実践する学問として位置するアドラー心理学の特徴をとてもわかりやすくまとめられた本です。
のちに紹介する本はアドラー心理学の中でもわかりやすく書かれていますが、どちらかというと内容を一通り網羅しているため、具体性でいうとこの本の方が強いでしょう。僕も最初にこの本を読んでおいてとても良かったです。
嫌われる勇気
アドラー心理学を世に広めたと言って過言ではない大ヒットした一冊『嫌われる勇気』。言わずと知れた一冊ですね。
本書は「嫌われても良いから自分の思うがままに生きよう」という内容では全くなく、むしろ対人関係のトラブルに対してどのような考えを持てば良いのかが丁寧に書かれています。
アドラー心理学を真っ向から否定しようとする若者とアドラー心理学の哲人との対話形式で書かれています。読んでいくうちに少しずつアドラー心理学について学ぶことができる一冊です。
「人の悩みは全て対人関係についての悩みである。」
「自分の行動に対して相手がどう思うかは相手の課題である。相手の課題に土足で踏み入ろうとするからトラブルになる。」
幸せになる勇気
嫌われる勇気の続編という形で出版された一冊『幸せになる勇気』。
前作ではアドラー心理学について全体的にまとめて書かれていましたが、今回はどちらかというと教育という視点で子供とどう関われば良いのかを大きなテーマとして書かれています。
教員であればこちらの方がイメージしやすく、読みやすいかもしれません。児童生徒に対しても対人関係の基礎「課題の分離」をして接すると互いに嫌な気持ちにならずに済むでしょう。
まとめ
アドラー心理学は実践の学問と言われています。知識として学んで終わり、じゃないんですよね。実際にこれを生活の中に取り入れてこそ生きるものである、と。
僕はおそらくこれらの本を繰り返し読むと思います。「物事を複雑にしているのは自分」ということがわかったので、ちょっと疲れたな…という時にはどうすればシンプルに捉え直すことができるのかを読んで考えたいと思っています。
これからも少しずつ学んでいきたい内容です。
皆さんにも少しでも参考になれば幸いです!