生徒の信頼を得る言葉とは?とっさの一言が信頼関係を築く
「よっぽどのことがあったんだね」
— えむおー@ブログ更新60記事達成 (@Mo24555713) 2019年9月12日
突然生徒が壁を蹴った
びっくりしたけど「どうした?よっぽどのことがあったんだね?」と声をかけたら思いを話してくれた
何か起きた時、最初にどんな声をかけるかって大事
この対応、僕的にはとても良かったと自画自賛しています笑
「何してんだ!」よりも「どうしたの?」
どうも、自画自賛Tweetが多くの方の反響をいただいており、有頂天になっているえむおーです笑。
先日起きたことです。
突然ある生徒が壁を蹴っ飛ばしました。ドーン!と大きな音が響き渡ります。
もしかしたら先生によっては「何してんだ!」と怒鳴りとばす場面。僕ももっと若い時はそんな言葉を出していましたし、生徒指導の先生のそういった場面を多く見てきました。
しかしこんな時、「何してんだ!」でなく「どうしたの?」と声をかける。これだけで生徒指導(僕はこの言葉は好きではありませんが、あえて使います)が随分と楽になります。
「何してんだ!」と言われた生徒を想像してください。壁を蹴っ飛ばすにはそれ相応の理由があります。生徒にもいろんな事情、感情があるのです。それを真っ向から否定された生徒はその後素直に話を聞いてくれるでしょうか?
僕であれば大きな声で怒鳴る先生に本当のことなんて言う気になれません。それはきっと生徒も同じ。
「どうしたの?」と言われた生徒を想像してください。なぜ自分が腹を立てているのか、この先生なら聞いてくれそう、と言う気持ちになりませんか?
いったん思いを吐き出すことができれば、生徒も素直な心で話を聞いてくれます。
壁を蹴る行為、生徒はきちんと悪いことだってわかっています。僕らが大きな声で言わなくとも気持ちを和らげてあげれば自分から反省してくれます。
まずは彼らの話を聞いてあげることが大事だと思います。
「よっぽどのことがあったんだね」と言って心を開いてもらう
壁を蹴ったのは中学2年生の男子でした。その子は普段から元気で、気持ちのコントロールに難しさを感じているような生徒です。そんなわけで、よく先生からも注意を受ける子です。
僕はそんな彼に「どうしたの?」と言った後に「よっぽどのことがあったんだね」と付け加えました。「君が壁を蹴るなんてよっぽどのことがあったんでしょう。話してみて。」と。
彼はたどたどしくも、きちんと自分の気持ちを僕に伝えてくれました。彼がこんなにも素直に話をしてくれるとは思っていなかったので、僕もびっくりしました。
友達にバカにされたんだ、とその男の子は言いました。そこで、その友達も呼んでお互い話を聞き、無事仲直り。
そして最後に「壁を蹴るのはどう?」「痛かった」「じゃあやめるか笑」「うん笑」で終わり。彼の心がちょっとだけスッキリしてくれたように感じます。
大人の最初の一言を子どもはよく聞いている
この対応、我ながらとても良かったと自画自賛しています。
僕らは、子供達を叱ることが仕事ではありません。まっすぐ成長して、自律をさせる。これが目的です。そこには大きな声で怒鳴るという必要性はないと思っています。
そして、子どもは大人のそんな一言を驚くほどよく聞いています。
- 何か壊してしまった時「けがはなかった?」
- 給食の味噌汁をひっくり返した時「火傷はしていない?」
まずあなたの身は大丈夫?と心配することで生徒は安心して学校生活を送れるようになるんだと思います。これ、上手な先生いますよねー。僕もとっさの一言で生徒から信頼されるような先生になれればな〜と思っています。
きっと日頃からの声かけが結局生徒との信頼関係を築いていくんでしょうね。
これからまた日々精進していきます!
最後まで読んでいただきありがとうございました。