先生はチャイムがなったら授業を必ず終わりにすべき!
皆さんは授業をするときに、どんなことを意識していますか?
いろいろとあるでしょうが、僕はチャイムがなったら絶対に授業を終わりにすることだけは守っています。
そんなの当たり前やろ!と思う人も多いでしょうが、僕は初任の頃、「今日だけは…」とか「これだけは終わりにして…」と延長していました。そんな過去の自分に今の自分から喝!
今日は僕が絶対にチャイムがなったら授業を終わりにせい!と書きなぐる記事です。
チャイムを守る理由①チャイムがなったら集中はゼロに
学校のチャイムってなんであるんでしょうね?
僕は学校のチャイムの意味は、「授業が始まりますよ」「授業が終わりましたよ」の合図だと思うんです。
授業の終わりを告げているのに集中が続いていると思いますか?
生徒の集中力は間違いなく切れます。集中力が切れた状態でどんな授業をしても学力は伸びないでしょう。
チャイムがなったあとにいくら先生が頑張って話をしても、生徒の頭の中は「もう終わってんだけどなー」状態だと思うんです。いくら聞いているように見えていても。
授業は子どもの学力を伸ばすために行いますよね。子どもの学力を伸ばせないことに時間を割いてはいけないのでは?
チャイムを守る理由②時間を守らない人は信用されない
時間って唯一全ての人に平等に与えられたものなんですよ。
イチローの24時間と僕の24時間って同じなんです。
唯一平等に与えられたものを平気で奪うひとがいたら僕は絶対にその人を信用しません。
初任研での講座で平気で1分2分延長する人がいましたが、僕からしたら「キーーーー」って感じでした。笑
生徒も同じです。僕らの都合で時間を奪ってはいけません。生徒には生徒の都合があるんです。「次の授業は移動しなくちゃ」とか「やばい、休み時間に宿題やんなきゃ」とかね。
時間を守らない人は信用されない。教育って生徒と先生の信頼関係から成り立つんだと思うんですよね。だから、絶対に時間を奪ってはいけない。
チャイムで授業を終わりにする方法
チャイムで授業を終わりにする唯一の方法は、「チャイムがなったら終わりにする」ことです。笑
どんなに中途半端でもやめにします。逆に、中途半端でやめちゃった方が「この先生は時間を守るんだ」なんて思われることもあります。
「答え合わせだけでも!」→ダメです。
「まとめを書かせる時間だけでも!」→ダメです。
時間は守ることに意味があるんです。
「中途半端だから丸つけだけでもしようよ」という生徒もいるかもしれませんが、中には早く終わりにして欲しい生徒もいます。
中途半端なのは先生の力不足。時間が足りなかったのは自分のせい。と反省し、何がいけなかったのか考えることで授業力の向上にもつながると思うんですよね。
チャイム後も勉強したいと思わせる授業を!
僕が「今日の授業良かったな」と感じる時は、生徒がチャイム後も教え合って力を合わせて問題を解く姿を見たときです。
チャイムがなったら必ず終わりにすることを心がけていますが、時々チャイムがなっても何人かは教室に残ってあーじゃない、こーじゃないと話し合いをしています。
良い教材を作れたとき、授業に余韻を残せたときにこんな状態が生まれるんですよね。その時間は子ども達にとってとても有意義な時間になると思います。
先生はチャイムがなったら終わりにする。生徒はチャイム後も勉強したいと思う。そんな授業づくりを心がけていこうと思います。